観て・学んで・食べて 井上かなえさんのアメリカン・ビーフを探る旅 Watching Learning Eating Travel to the USA 観て・学んで・食べて 井上かなえさんのアメリカン・ビーフを探る旅 Watching Learning Eating Travel to the USA

Vol.7 牧場視察編

アメリカン・ビーフについていろんな角度から取材をさせていただいた今回の旅ですが、旅の最大の特徴はやはり普通の観光旅行では体験できないようなことが体験できるというところです。
遊びに連れて行ってもらったわけではないので当たり前なんですが(汗)。

食肉店や大型スーパーの裏側にまで入っていけたり、牧場で牛を育てているところを実際に見学できたり。アメリカの食の今!を体感することができるなんて本当に貴重な経験でした。

さてさて。
牧場、といってもさまざまな牧場があって、すべてがオートメーション化された大きな牧場もあれば、アメリカで最高品質の牛のみを扱うブランド牛の最先端の未来型牧場、そして規模は小さいけれど家族みんなで代々経営をされているという牧場もありました。

今回はそれぞれに特徴を持ったそんな3つの牧場を回ったのですが、中でも印象的だったのが家族で経営されている牧場。

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お父さん、お母さん、5人の子どもたち。そしてシャイで大きな犬がいて。
近くにはおじいちゃんの牧場もあり、まさに家族みんながひとつになって協力し合って牛を育てている一家でした。

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わたしは昭和のサラリーマンの家で育ったので、お父さんは朝会社に行ってなんらかの仕事をして夜になったら帰ってくる人(どんな仕事なのか知らなかったと思うし、聞いたことも無かったかも)、お母さんは家事をする人、子どもたちは学校へ行く、みたいな。
早起きして牛の世話をするわけでもなかったし、牛小屋を掃除したり、水をやったり、えさをやったりすることもありませんでした。

夏休みの宿題のひとつに「お手伝い」というのがあって、「玄関掃除」とか適当なことを書いて、ちょろちょろっと玄関先を箒で掃いておしまいでした。5分で済むお手伝い・・・・。毎日やらなくても(実際やってなかったし)全然責任なんて感じてなかった。

けど、こちらの一家では、「牛を育てる」というのは生活そのもの。
それを大人たちだけではなく、子どもたちもみんな、自然と全員が協力して、生活の一部として一緒に牛を育てている、一緒に大きくなっているのです。

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学校から帰ってきて、ランドセルばーん!と玄関に放り出してサッカーに行くようなことも無く、うちへ早く帰ってくるのは牛の世話をするためだ、と。
お父さんの仕事を早く覚えたいし、もちろん将来はこの牧場で働くんだとまだティーンの男の子たちが言うなんて、、、、

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そんな素敵な一家のママが、次男君と一緒にキッチンに立って、自慢料理を紹介してくださったのです。

アメリカの一般家庭で、その家のママに料理をしているところを見せてもらい、さらにそのあとはそのお料理でランチ会だなんて、そんな素敵なことってある?

ママが作ってくれたのは、5人の子どもたちが大好きだという栄養満点料理。
そういえば子どもが小さなころはうちもこういう子どもが主役のお料理作っていたなぁってちょっと懐かしく思いながら、そしてきっとうちの末っ子(高2女子です)は今でもこういうのが大好きだなぁって思いながら、とーっても美味しく頂きました。

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さすがアメリカだなって思ったのは、上手に冷凍食品や缶詰も使っているところ。
冷凍のコーン(これは自家製だった!)に、冷凍のミックスベジタブル、冷凍のハッシュドポテト。

コーンのクリーム缶にマッシュルームの缶詰も使って、まさにこれ一品で子どもたちに必要なすべての栄養素が摂れるようになっていましたよ。

牧場の美人ママさんが作ってくれたオーブン料理を材料少なめに作りやすくアレンジし、今回は肩ロースのかたまり肉を使って作ってみました。

Recipe

甘辛ビーフのポテトチーズ焼き

材料(4人分)

  • アメリカン・ビーフ(牛肉)肩ロース(かたまり) 500g
  • 玉ねぎ 1個
  • ジャガイモ 2~3個
  • ピザ用チーズ 1カップ
  • 牛乳 100cc
  • バター 20g
  • ケチャップ 大さじ3
  • 砂糖 大さじ1
  • 醤油 大さじ2
  • コショウ 少々
  • 粉チーズ、マヨネーズ、パセリ 適量

作り方

  • 1.アメリカン・ビーフは1センチ角に切る。玉ねぎも同じくらいの大きさに切る。ジャガイモはラップに包んで600Wの電子レンジで8分~10分ほど加熱し、皮を剥いて熱いうちにマッシュし、塩コショウと(分量外)バターと牛乳を混ぜる。

  • 2.フライパンにオイルをひいて強火にかけ、牛肉を広げて入れる。こんがり焼けてきたら玉ねぎを加えてさらに炒める。玉ねぎがしんなりしてきたらケチャップ、砂糖、醤油を加えて全体になじませ火を止める。

  • 3.(1)のマッシュしたジャガイモに(2)の肉を入れ、ピザ用チーズも加えて木べらでよく混ぜる。

  • 4.耐熱皿に(3)を入れ、スプーンで表面を均してマヨネーズを細く絞り、粉チーズを振りかける。これをトースターに入れて5分ほど焼き、表面に焦げ色がついてきたら取り出し、刻んだパセリを振りかける。
    (オーブンで焼く場合は、250度に予熱したオーブンで5~10分、焦げ目が付くまで焼く。)

Point

分量など気にせずに、豪快に作ってオーケーです。
アメリカの牧場のママになりきって!!

PROFILE

自作のレシピに加え、3人の子どもと過ごす日常を掲載した ブログ「母ちゃんちの晩御飯とどたばた日記」 が人気を集める。
家族のことを思って考案されるメニューは、どれも簡単でおいしく栄養満点と評判。