夏の日の午後、主婦のレイコさんは息子のケンくんを連れてスーパーへお買い物。今日の献立は、ご主人のたってのリクエストで、アメリカン・ビーフのステーキ。まずは副菜用の食材をかごに入れてから、最後にメインの食材を求めに精肉売り場へ。冷蔵棚にはおいしそうなお肉が並んでいますが、季節柄、気になるのは食中毒。もちろん、必ず賞味期限は確認しますが、お肉選びもついつい慎重になってしまいます。
新鮮なお肉を見分けるポイントは色。鮮やかな赤色で、脂肪は乳白色で弾力があるものが新鮮なお肉です。全体的にお肉が黒ずんでいて、パックの底に肉汁が流れ出ているものは古くなっているものですので避けましょう。
「あれ?このお肉、表面の色はいいんだけど、重なったところだけ黒ずんでいるわ。古いのかしら?」2枚入りのステーキ用肉のパックを手にとって不思議に思ったレイコさん。実は、牛肉は酸素に触れると赤く発色しますが、重なった部分は酸素に触れないため赤く発色せず黒ずんで見えるのです。
新鮮なアメリカン・ビーフを選んで、レジで支払いも済ませたレイコさん。レジ袋に食材を詰める際は、お肉のパックは必ずポリ袋に入れてから。一生懸命食材を袋に入れるお手伝いをしてくれたケンくん、ママに、「帰りにアイスクリーム屋さんに連れてって!」とリクエスト。でもちょっと待って。お肉などの生鮮食料品は、温度を低く保つのがポイント。冷蔵棚からかごに入れたときから、温度は上昇しているので、買い物後の寄り道は避けて。市販の保冷袋などを持っていくのもアイデアですよ。
もっと知りたい方はこちらもチェック >> 買い物の際の注意点 次回は「準備段階での注意点」です。
|