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米国通商代表部(USTR)は2月19日、米国とインドネシア間の相互貿易協定を発表した。協定には、米国産牛肉のアクセスを大幅に拡大する内容が含まれており、全米肉牛生産者牛肉協会(NCBA)と米国食肉輸出連合会(USMEF)は以下のようなコメントを発表した。
NCBAは、「米国産牛肉のインドネシア向け輸出で無関税アクセスが実現することを歓迎する。インドネシア市場でのアクセス獲得は、NCBAにとって長年の優先課題だった。この協定により、インドネシアは年間5万トン以上の米国産牛肉を購入することになる」と述べた。
またインドネシアは、食品安全および動物衛生に関するUSDAの権限を認めることになり、米国産牛肉の輸出機会がさらに拡大する見込みだ。先に締結された台湾との貿易協定と合わせると、米国の肉牛生産者はここ数十年でかつてないほど多くの市場にアクセスできるようになった。NCBAは、米国の生産者に利益をもたらすこれらの貿易協定の締結に向けて尽力したトランプ大統領と、ジェイミーソン・グリアUSTR代表に感謝を表明した。
◎USMEF ダン・ハルストロム会長兼CEOの声明要旨
相互貿易に関する最近の交渉において、インドネシアは米国の食肉産業にとって最優先課題となっていた。特に中国市場へのアクセスが制限される中、米国の牛肉産業はインドネシア市場への販路を確保する必要があった。
インドネシア市場は、中国やその他のアジア地域とニーズが類似している。現在、インドネシアは輸出許可証制度による輸入制限と事実上の輸入上限により、米国産牛肉に対してはほぼ閉鎖状態にある。
今回の新たな協定によって、インドネシアの輸入業者と消費者は初めて米国産牛肉を安定的に入手できるようになる。新協定には年間5万トンの購入確約も含まれる。これは、USMEFの推計による市場の潜在的な購買力と一致しており、協定実施後の輸出額は短期間で4億〜5億ドルに達する可能性がある。
また、米国産豚肉の輸出も、インドネシアの輸入許可制度と米国の工場承認制限によって阻まれてきた。本協定によってこれらの障壁が解消され、加工品を含む米国産豚肉輸出のさらなる拡大が可能となる。
USMEFは、米国農産物輸出の障壁撤廃に継続的に注力するトランプ政権に感謝するとともに、今回の協定の円滑な実施を期待している。
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