アメリカンビーフ、ポークで Enjoy The Season2 with ゆる低糖質 by井上かなえ

March

ひなまつり

3月の行事と言えば桃の節句、おひなまつりがあります。

子どもたちが小さかったころには、お祝いにてまり寿司やちらし寿司を作ったり、ハマグリのお吸い物やピンク色のスイーツを用意したりしていたのですが、子どもたちが大きくなってきてからは季節の和菓子や、簡単な散らし寿司を用意したりするだけになってきました。
子どもたちの年齢によって、その時代ごとに家族で祝う行事もどんどん変化していくものだなぁと今年、このテーマで連載をさせていただくようになってからは特に意識するようになりました。

何故なら、8年前に同じテーマで連載をさせていただいた時、ひな祭りをテーマにしたお料理は何にしたのかな?と見比べることができるから♪
(ちなみに8年前と言えば長女は6年生、次女は4年生)
8年たった今でも誕生日は家族でお祝いしますが、でも子どもたちのメインはきっとお友達にお祝いしてもらうほうなのだろうな~なんて思いつつ、そんな子どもたちの成長は嬉しくもあり、時に少し寂しくもあるものですよね。

さて、そんな大きくなった子どもたちが喜ぶお祝いのテーブルメニューなのですが、 我が家ではやっぱり食べ応えのあるお肉料理がいいみたい。
今回はアメリカンポークのロースの塊肉に塩をして一晩おき(3日ほど置くと、よりうまみが凝縮された高級ハムっぽくなります)、これを低温のオーブンでじっくりと焼くローストポークをご紹介します。

焼くときに表面にはちみつを塗ると、焼きあがりにとっても美味しそうな照りが出るのと、お肉がよりしっとりと柔らかく仕上がります。
大きな塊のお肉をドーンとそのまま焼いてテーブルで切り分けると、めちゃくちゃ盛り上がりますよ。
切り分けてそのまま食べるもよし、パンに乗せてサンドイッチにするもよし。
サンドイッチに使うパンですが、低糖質に仕上げるならば全粒粉のパンを使ったり、パン2枚で挟まず1枚でオープンサンドにしたり(具メインで)工夫ができます。なんせおいしいポークをメインで食べるので、パンは脇役、薄くても十分!

あれ?ひな祭り感どこ?!という感じになってしまいましたが、3月にはいよいよ二十歳になる長女と、ちょっといいシャンパンで乾杯でもして、おしゃれに成長を祝いたいと思います。

うーん・・・でもやっぱり、食後に桜餅は食べたいかも!
今年も忘れずに買ってこなくちゃ!昔女の子だったわたしのためにも笑

ハニーローストポークとオープンサンド

材料(作りやすい分量)
  • アメリカンポーク(豚肉)ロース(かたまり)1kg
  • 大さじ1
  • あらびきブラックペッパーたっぷり
  • はちみつ大さじ2
  • <オープンサンド用>
  • 田舎風パン4枚
  • チェダーチーズスライス4枚
  • ディジョンマスタード(フレンチマスタード)大さじ2
  • ブラックペッパー、チャービルお好みで
作り方

アメリカンポークは、全体を串で刺して味をしみ込みやすくする。タコ糸でぐるぐる巻きにして形を整え、塩をすり込んで保存袋に入れ、冷蔵庫で一晩おく。

調理する1時間ほど前に冷蔵庫から出し、室温においておく。肉の表面をキッチンペッパーで丁寧に押さえる。オーブンを120度に予熱をしておく。

天板にオーブンシートを敷き、肉をのせて表面にはちみつを塗り、ブラックペッパーを振りかける。

120度のオーブンに入れ、80分焼く。焼けたらそのまま庫内で30分くらいおいておく。

< オープンサンドの作り方 >

肉を薄くスライスする。田舎パンは軽くトースターで焼き、フレンチマスタードを塗る。

パンに肉とチェダーチーズ、チャービルをのせる。お好みでブラックペッパーを振る。

  • お肉を3日ほど冷蔵庫で寝かせた場合は、塩味をきつく感じることがあります。その場合は、肉を焼く前にさっと表面の塩を洗い流してから、キッチンペーパーで押さえます。

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PROFILE

自作のレシピに加え、3人の子どもと過ごす日常を掲載した
ブログ「母ちゃんちの晩御飯とどたばた日記」 が人気を集める。
家族のことを思って考案されるメニューは、どれも簡単でおいしく栄養満点と評判。