初級編からステップアップ!
お肉に衣をつけてフライパンで調理するレシピにチャレンジ!
お肉に衣をつけて柔らかくジューシーに!
7月です。今月から3か月間は、お肉に衣をつけてフライパンで調理する、という中級編のお料理に挑戦していきます。
肉を焼く前にひと手間、下味をつけて粉をまぶしたり卵液に絡めたり、パン粉を付けたりすることによって、衣のカリッとした食感が楽しめたり、さくっとした軽い食感になったり、はたまた衣をつけることによって肉汁が外に逃げ出すことが無く、衣の中に閉じ込めたままになるのでお肉がじゅわっとジューシーにしっとり仕上がるのも嬉しいところ!
今月はその第1ステップとして、ピカタに挑戦します。
ピカタと言うのはお肉などの食材に溶いた卵液を絡ませて、油をひいたフライパンで焼くお料理のことですが、ただ食材に卵を絡めようとすると卵が滑ってうまく食材にくっついてくれません。
そこで使うのが薄力粉です。これを食材にまぶして肉に1枚ベールをかぶせるようにしてから卵液に絡めると、粉が卵と食材をがっちりとつかんでくれて、上手に焼くことができるのです。卵の衣をつけて焼くお肉は、そのまま焼くよりも火が優しく入ってくれるので、お肉がやわらかくジューシーに仕上がります。
今回は焼き肉用として売られている、アメリカンポークを使って作ります。
一口サイズにカットされているので、そのままホットプレートで焼いて食べるおうち焼き肉に重宝するお肉ですが、アメリカンポークの焼き肉用のお肉(ロース、肩ロースなど)は、コクと旨味がたっぷり!柔らかくとってもジューシーで癖も無いですし、ポークには疲労回復効果もあるので夏場は特にたっぷり食べたい食材です。
今回は焼き肉としてではなく、一口サイズそのままにポークピカタを作ります。
買ってきたらそのままパックの上で味付けすれば、洗い物も少なくて済みますよ。
仕上げは関西風にソース味です!この味はきっと関西人なら誰しもが好きなはずーーー!
とん平焼き風
ポークピカタ

材料(1人前)
- アメリカンポーク(豚肉)肩ロース(焼き肉用)150g
- 塩、胡椒少々
- 薄力粉大さじ1
- 卵1個
- 油大さじ1
- お好み焼きソース、マヨネーズ、青のり、紅ショウガ各適量
作り方
ちょこっとアドバイス
焼き肉用にカットされたアメリカンポークが売ってない場合は、生姜焼き用として売られているアメリカンポークロース肉を使うと良いです。薄切りのお肉よりもやや厚みがあり、食べ応えのあるお肉です。これを焼き肉用のお肉くらいに包丁でカットすれば同じように作れますよ。
- お肉は使う前に表面の水分をキッチンペーパーでふき取ってから調理に入るようにすると、臭みが取れ、しかも調理中の油はねが少なくなります。
- 卵は1個使用しますが、全部のお肉を並べ終わってもまだ少し卵液が残ると思います。これは捨てずに、もう一度、今焼いているお肉をこの中で絡めて二度付けしながら焼くようにすると、卵が無駄なく最後まで使い切れますし、卵の部分がしっかり厚みが出て食べ応えも出ますよ。
- 卵を焼くときはいつもよりも少しだけ油を多めに使うこと。こうすることで卵が油を吸ってふんわりと仕上がりますよ。料理の途中でもし足りないな?と思ったら、途中からでも少し足してもいいです。
- 今回はソースマヨで関西のお好み焼き風の味付けで仕上げましたが、ケチャップとマヨネーズを同量ずつ混ぜた「オーロラソース」をつけて食べても美味しいですよ。ちょっとさっぱり食べたいときは、酢と醤油を混ぜた「酢醤油」でも!ソース次第で全く別のお料理になるので、毎日でも飽きずに食べられますね!

お湯注ぐだけお吸い物
お椀に、梅干し、かつぶし、醤油、カイワレ大根を入れておき、ここにお湯を注いで梅を潰しながら馴染ませるようにすると、即席のお吸い物ができます。食欲が落ちがちな時期もさっぱりとして食欲を刺激してくれます。