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TRADER'S Be & Po
NEWS CONTENTS
市況ニュース 新たな干ばつの懸念広がる
心配続くトウモロコシ収穫量
チョイス-セレクトの価格差、昨年12月以来最大に
業界ニュース 韓国 米国産牛肉の輸入検査緩和へ
ポーク関連ニュース 2013年の予測 - USDA季刊レポート
コールド・ストレージ現況 - 牛肉・豚肉増加、鶏肉減少
全米天候/作柄状況 各地の干ばつ監視・天気予報
米国食肉市場ニュース 牛肉(牛肉市況 6/26〜6/29)
豚肉(豚肉市況 6/26〜6/29)
マーケットデータ 先物取引価格(6月29日現在)
牛肉・牛バラエティーミート対日輸出実績
豚肉・豚バラエティーミート対日輸出実績
マーケットレポート
  
市況ニュース
 
新たな干ばつの懸念広がる
 

テキサスとオクラホマは過去最悪の干ばつ被害から徐々に回復しているが、夏になり、南東部やノーザン・プレーンズ、西部の一部地域で新たな干ばつが起きている。そのため、前倒しでフィードロットに導入される肥育牛・子牛の頭数が更に増加する恐れがある。さらに懸念されるのは、コーンベルト東部の大半で続く高温で乾燥した天気だ。この先、降雨の予報も出ているが、早めに植え付けたトウモロコシにはすでに被害が出ており、アナリストは収穫量に影響がでる可能性を指摘している。

こうした状況を受けて、肥育牛とトウモロコシの先物相場は、それぞれ安値と高値に動いている。過去最高の肥育牛価格が値下がりすることも予想されるが、肉牛のと畜頭数が増加し、未経産牛の保留による牛頭数の回復が制約される恐れもある。

※2012年6月25日 Cattle Buyers Weekly
 
 
心配続くトウモロコシ収穫量
 

トウモロコシ耕作地の多くが高温で乾燥した状態にあり、今年の収穫量が懸念されている。大半が受粉期にあるため、今後2〜3週間が正念場だ。米国農務省(USDA)は単収(1エーカー当たりの収穫量)は166ブッシェル、総収穫量は過去最多の147億9,000万ブッシェルと予測しているが、アナリストの多くが実際はいずれも予想値を下回ると見ている。

市場の予想は現在160ブッシェル以下で、乾燥状態が続けば昨年の147ブッシェル並だというアナリストもいる。また新トウモロコシ価格は、USDA予測の平均4.60ドル(1ブッシェル当たり)より高くなるだろう。単収155ブッシェルの場合は、6ドルを超える可能性もある。6月28日のトウモロコシ先物相場終値はばらつきがあったが、いずれの契約も6.26ドルかそれ以上をつけた。

※2012年7月2日 Cattle Buyers Weekly
 
チョイス-セレクトの価格差、昨年12月以来最大に
 

ウォルマートが昨年10月に始めたチョイスビーフ・キャンペーンの影響もあって、牛枝肉のチョイス対セレクト価格差の拡大が続いている。6月21日には昨年12月21日以来、価格差は最大の17.25ドルを記録し、5月下旬のほぼ2倍になった。それでも2006年6月9日に記録した最大価格差の23.52ドルには及ばない。この年はその後、9月22日は7.51ドル、12月14日は18.82ドルと変動している。季節的に、価格差は2〜3月が最小、5〜6月に拡大、8月は狭まり、11〜12月に最大幅になる傾向がある。

ウォルマートは5月から「レストラン級の良質ステーキ」をキャッチコピーに、チョイスビーフの新しいテレビ広告を放映している。チョイス在庫の補充が続いているので、売り上げは好調のようだ。

※2012年6月25日 Cattle Buyers Weekly
業界ニュース
 
韓国 米国産牛肉の輸入検査緩和へ
 

韓国政府は6月23日の週末より、米国産牛肉の検疫検査の抽出率を50%から3%に引き下げ、輸入検疫の強化を終了すると発表した。4月25日に米国で月齢の高い酪農牛のBSE感染が確認されたことを受けて、韓国は米国産牛肉の輸入検疫を強化していた。関係者は、今回の強化の終了で、発生後一部滞っていた輸入手続きが今後はスムーズに進むと期待している。

※2012年6月22日 Meatingplace.com、聯合ニュース
ポーク関連ニュース
 
2013年の予測 - USDA季刊レポート
 

USDAが6月29日に発表した「Quarterly Hogs and Pigs」の数字は、2012年後半と、特に2013年の豚価格上昇を示唆している。

6月1日現在の豚総飼養頭数は、推定で前年比0.8%増の6,582万9,000頭となった。レポート発表前の前年比予想値1.3%増と差はあったものの、増加を見越して先物相場は発表前にすでに回復していた。

繁殖豚総頭数は推定で前年比1.0%増の586万2,000頭、3〜5月の母豚分娩頭数は前年比0.1%増の291万9,000頭だった。6〜8月は0.9%減、9〜11月は、1.3%減少すると生産者は見ている。生産者は少なめに予測する傾向があるので、実際は予想値を上回る可能性はあるが、1分娩当たりの子豚頭数も減少すると、今年の冬と来年の春は豚頭数の減少で豚価格は上昇する見通しだ。

※2012年7月2日 Profit Maximizer
 
コールド・ストレージ現況 - 牛肉・豚肉増加、鶏肉減少
 

USDAの「コールド・ストレージレポート」発表前から、各方面で食肉供給量の前年比大幅増加が期待されていた。5月31日現在の牛肉・豚肉・鶏肉総供給量は、前年比3.6%増、5年平均比7.8%だった。

そのうち豚肉の市中在庫量は、前年比16%増になった。5月は豚肉の大幅な増産で、レポート発表前から市中在庫の増加が予想されていた。牛肉の期末在庫は前年比11%増になった。

※2012年7月2日 Profit Maximizer
全米天候/作柄状況
 
各地の干ばつ監視・天気予報
 

6月28日から7月2日にかけて、米本土の中央部と東部は高気圧に覆われる。この高気圧の尾根の北側及び西側周辺では、にわか雨や激しい雷雨が発生して、ニューメキシコから南北ダコタ、オハイオに至る一帯に雨をもたらす。中でもネブラスカ東部からイリノイ北部にかけては、降雨量が0.5インチ以上になる可能性が最も高い。大平洋岸北西部、本土北東部、テキサス南部、フロリダ南部では雨が降る可能性もあるが、そうでなければ非常に乾燥した天気になる。インターマウンテン・ベイスン(東はロッキー山脈、西はカスケード山脈・シエラネバダ山脈に囲まれた盆地)から東海岸に至る地域は気温が非常に高くなる。この高い気温は7月3日から11日まで続き、インターマウンテン・べイスンからサザン・プレーンズにかけて、及び中西部全域から北東部内陸にかけた地域の降雨量は平年より少ない。一方、ニューメキシコ各地、フロリダ沿岸地域からサウスカロライナにかけて、及びミシシッピ渓谷北部ではこの期間前半に、雨量が平年を上回る。

※2012年6月15日 Market Perspectives
米国食肉市場ニュース  
牛肉

牛肉市況
(6月26日〜29日)

週間と畜頭数 : 65.3万頭(前年比2.5%減)
肥育牛の取引価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  主要5市場では平均116.49ドル(前週比1.31ドル安)、枝肉価格は平均184.15ドル(同3.72ドル安)。
牛肉価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  歩留まり等級3 (YG3)のチョイスは194.69ドル(前週比2.21ドル安)。Y2〜3のセレクトは178.46ドル(同1.98ドル安)。
豚肉

豚肉市況
(6月26日〜29日)

週間と畜頭数 : :199.9万頭(前年比2.0%増)
100ポンド(約45kg)当たりのカットアウト価格は、前週比2.31ドル安の96.15ドルだった。
※2012年6月29日 Hog Outlook(Ron Plain&Scott Brown)
マーケットデータ
 
先物取引価格(6月29日現在)
 
            
牛肉・牛バラエティミート対日輸出実績
 
          
豚肉・豚バラエティミート対日輸出実績
 
            
マーケットレポート
 
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