印刷する
http://www.americanmeat.jp
TRADER'S Be & Po
NEWS CONTENTS
業界最前線 vol.7 読者インタビュー 【住商フーズ株式会社】
市況ニュース チョイス価格、2003年以来の最高値に
業界ニュース 米韓FTA、来年1月1日発効を目指す
USDA、来年度食肉予想輸出額を上方修正
ポーク関連ニュース トウモロコシ値下がりで成豚生産に弾み
第4四半期豚肉価格、前年比3割高−USDA予測
セーフティー関連ニュース 家畜疾病トレーサビリティ
トレンドニュース ファーストフードのお株を奪うコンビニ
全米天候/作柄状況 各地の干ばつ監視・天気予報
米国食肉市場ニュース 牛肉(牛肉市況 11/28〜12/2)
豚肉(豚肉市況 11/28〜12/2)
マーケットデータ 先物取引価格(12月2日現在)
牛肉・牛バラエティミート対日輸出実績
豚肉・豚バラエティミート対日輸出実績

業界最前線 vol.7 -読者インタビュー-

アメリカン・ビーフ 2011年冬キャンペーンのご案内

アメリカン・ビーフ 2011年冬キャンペーンのご案内
市況ニュース
 
チョイス価格、2003年以来の最高値に
 

11月4週のチョイス卸売価格は、と畜頭数の急減で8年ぶりの高値を付けた。11月23日には100ポンド当たり197.07ドルに達し、日足価格で2003年10月以来の最高値を記録した。当時の価格は、劇的な高騰の後で大幅に下落した異常値だったため、正しい比較はできないが、今回の値上がりは11月10日以来連日190ドルを上回っており、正当に評価できる。パッカーが生産量制限の続行を決めていることから、この先2〜3週間も大きな下落はない見込みだ。そのためチョイスの高値は年内から来年に入っても続きそうだ。加えてボックスビーフ全体でも、今年4月に出した最高値の更新がありそうだ。

4月上旬、セレクトとチョイスの価格差はわずか4〜4.50ドルだったが、現在は18ドル以上に広がっている。そのため、チョイス価格は今年の4月1週に記録したレベルを上回っているが、チョイス・セレクトブレンド価格は、過去最高値の190ドルと4月8日で終わった週の総合カットアウト価格189.37ドルを下回る状態が続いている。しかし総合カットアウト価格は11月3週に188.13ドルに達し、4週には最高値を記録したようだ。

※2011年11月28日 Cattle Buyers Weekly
業界ニュース
 
米韓FTA、来年1月1日発効を目指す
 

待望の米韓自由貿易協定(KORUS)は、来年1月1日の発効が予定されている。長期的にメリットがある米国食肉業界は、韓国議会の協定批准のニュースを歓迎している。米国議会とオバマ大統領が先月に協定を承認して以来、韓国国会ではKORUSをめぐり論争が続いていたが、与党ハンナラ党は抜き打ちで議会を招集して、11月22日に151対7の表決で批准にこぎつけた。

米国にとってKORUSは、1994年にカナダ、メキシコと締結したNAFTA(北米自由貿易協定)以来最大の自由貿易協定であり、昨年の米韓の貿易実績は約900億ドルに達している。米国食肉輸出連合会(USMEF)のダニタ・ロディボーは「韓国が輸入する米国産牛肉の関税は、今後15年間で40%からゼロに、現在22.5%〜25%の幅がある豚肉関税は、2014年1月からの2年間で段階的に撤廃される。米国の生産者や輸出業者には、食肉輸出の機会増大が期待されるだろう」と述べている。

また「すでに年初から9月までの韓国向け牛肉輸出は輸出量で45%、輸出額で37%増加して、各々11万9,044トンと5億2,770万ドルに達した。豚肉輸出は各々139%と189%増加して、15万3,330トンと3億9,510万ドルに達している。現在、食肉輸出額は過去最高を記録しており、今年の輸出額はビーフ、ポークともに50億ドルを超える見込みだ」と述べている。

※2011年11月28日 Cattle Buyers Weekly
USDA、来年度食肉予想輸出額を上方修正
 

米国農務省(USDA)は、2012年度の畜産・家禽・酪農の輸出額について、酪農以外は伸びを予想して9億ドル上方修正の280億ドルとした。米国の牛肉生産量は減少しているが、主要市場、特にアジアでの需要が高いことから、牛肉は単価と輸出量の伸びで5億ドル増の49億ドルを見込んでいる。

豚肉は堅調な中国市場を中心に、約2億ドル増の54億ドルに達すると予測している。

※2011年12月4日 Meatingplace.com
ポーク関連ニュース
 
トウモロコシ値下がりで成豚生産に弾み
 

8月末以来、12月渡しのトウモロコシ先物相場は1ブッシェル当たり1.80ドル(23%)下落し、来年3月、5月渡し分も同様の落ち込みを見せている。増産開始を待ち焦がれていた一部の成豚生産者にとっては、やっと増産が可能になりそうだ。トウモロコシが安値になる前から、生産者は来期には若干の利益が出ると見込んでいた。

※2011年12月5日 Meatingplace.com
第4四半期豚肉価格、前年比3割高−USDA予測
 

年末までの豚肉価格は、と畜頭数の微増にもかかわらず前年比30%を越える高値が予想され、牛肉の大幅な値上がりにも助けられたポーク製品の国内需要の増大を証明している。(USDA「Livestock, Dairy and Poultry Outlook Report」11月号)

一方、豚肉輸出量はドル安の後押しで増加し、2012年も供給不足と高値が続くものと思われる。今年の第4四半期は、安値で営業損失を出す例年とは異なる様相を見せている。第3四半期には米国商業用豚肉生産用の30%が輸出され、2000年の7%、2010年の18%を大きく上回った。

9月期の輸出市場は1位が日本、次いで中国、メキシコ、カナダの順になっている。中国は国内のインフレと家畜疾病の問題が需要増につながり、韓国向けも同国内の豚の疾病の問題で輸出が伸びた。

※2011年11月24日 Meatingplace.com
セーフティー関連ニュース
 
家畜疾病トレーサビリティ
 

USDAは今年8月、家畜疫病トレーサビリティの一般化規則案を発表した。これは、家畜の疾病が発生した際に州間を移動する家畜のトレーサビリティ強化を目的としたもの。

ビルサック農務長官は「この2年間、関係者の負担を増やさずに、透明性のある効果的な家畜疾病トレーサビリティを実施する方法について、各地で注意深くヒアリングを行ってきた。その結果、関係者に最も効果的に機能し、連邦の対応のギャップを埋めるトレーサビリティ・プログラムを各州・地域が立案できる柔軟性のあるアプローチを提案する」と述べている。

さらに「規則案では原則として、州間を移動する家畜には獣医学的検査証明書、もしくは所有者−出荷主報告書かブランド認定書などの書類により、公式な身分確認を義務づける。また低コストの機器使用を奨励し、金属製耳標など許可された公式身元確認方式を規定する。特定地域では烙印や入れ墨の方式も許可される」と述べている。パブリックコメントは12月9日で締め切られ、今後は議会での審議に回される。

※2011年8月11日 米国農務省発行の連邦広報
トレンドニュース
 
ファーストフードのお株を奪うコンビニ
 

テクノミック社が実施した最新の消費者調査(回答者3,755人)によると、「コンビニはビールとおつまみより食品を買う店」という意識や、コンビニの食品メニュー充実に対する消費者の認知が高まり、ファーストフード市場に食い込んでいる。

回答者の27%が「コンビニで食べ物を買わない場合は、ファーストフード店で買う」と答えて両者を同等視しており、コンビニのメニュー充実と消費者行動の進化を示唆している。

その他調査結果

  • 少なくとも月1回コンビニで食べ物を買う(82%)
  • 少なくとも週1回コンビニで食べ物を買う(52%)
  • 最近、午後の軽食を購入した(27%)
  • 最近、ランチを購入した(19%)
  • 最近、飲み物のみ購入した(23%)
  • 最近、食品を見て衝動買いした(31%)
※2011年11月30日 Meatingplace.com
全米天候/作柄状況
 
各地の干ばつ監視・天気予報
 

12月1日から5日の間に南西部で発生し、その後発達した低気圧はゆっくりと東方に進み、南西部に待望の雨を降らして、最終的にプレーンズ諸州の南部と中央地域に到達する。テキサス、ルイジアナ北部、アーカンソーでは5日間合計で最多(2〜3インチ)の雨量がある。一方、西海岸と東海岸では雨はほとんど降らない。5日間の平均気温は西部の山間部、ロッキー山脈地域、プレーンズ諸州では平年を下回り、本土の東3分の1は平年を上回る。

気象予報センター発表の12月6日から10日にかけた予報では、ミシシッピ川の東(フロリダを除く)、メキシコ湾沿岸西部、プレーンズ諸州極東地域の降雨量は例年より多くなる可能性が高い。太平洋岸北西部、グレート・ベイスン(西をシエラ・ネバダ山脈、東をロッキー山脈に囲まれた、複数の山脈と渓谷や盆地が絡み合った地域)、プレーンズ諸州中央部、フロリダ南部の降雨量は平年より少ない。本土の西半分、特に南西部の気温は平年を下回り、ニューイングランドとフロリダ南部に限って平年を上回る。

※2011年12月2日 Market Perspectives
米国食肉市場ニュース  
牛肉

牛肉市況
(11月28日〜12月2日)

週間と畜頭数 : 66.6万頭(前年比2.2%減)
肥育牛の取引価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  主要5市場では平均127.90ドル(前週比3.00ドル高)、枝肉価格は平均203.32ドル(同3.35ドル高)。
牛肉価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  歩留まり等級3(YG3)のチョイスは191.71ドル(前週比4.46ドル安)。Y2〜3のセレクトは173.46ドル(同3.62ドル安)。
豚肉

豚肉市況
(11月28日〜12月2日)

週間と畜頭数 : 236.1万頭(前年比1.5%増)
100ポンド(約45kg)当たりのカットアウト価格は、前週比9セント安の89.30ドルだった。豚肉製品ではロイン、ハム、バットは値下がりしたが、ベリーは前週の価格を維持した。
※2011年12月2日 Hog Outlook(Ron Plain)
マーケットデータ
 
先物取引価格(12月2日現在)
 
 
牛肉・牛バラエティミート対日輸出実績
 
 
豚肉・豚バラエティミート対日輸出実績
 
Trader's Be&Po 無料定期購読のお申し込みはこちら
米国食肉輸出連合会:〒107-0052 東京都港区赤坂1-6-19 KY溜池ビル5F Tel.03-3584-3911 Fax.03-3587-0078 URL http://www.americanmeat.jp



http://www.americanmeat.jp