印刷する
http://www.americanmeat.jp
TRADER'S Be & Po
NEWS CONTENTS
市況ニュース 生体牛・牛肉市場現況
業界ニュース 韓国の牛肉消費増加に期待
米パッカー、東日本大震災被災地を救援
ポーク関連ニュース 豚総飼養頭数1%増加
トレンドニュース メニューカロリーの表示で外食行動に変化なし
全米天候/作柄状況 各地の干ばつ監視・天気予報
米国食肉市場ニュース 牛肉(牛肉市況 3/21〜3/25)
肥育牛の供給、急減の予想
豚肉(豚肉市況 3/21〜3/25)
マーケットデータ 先物取引価格(3月25日現在)
牛肉・牛バラエティミート対日輸出実績
豚肉・豚バラエティミート対日輸出実績

東日本大震災の被災者の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

日本と米国は、長きにわたり親密なパートナーとしての関係を築き上げ、共に、数々の難局を乗り越えてまいりました。
今後も継続してさらに強固な友好関係を築いていきたいと考えております。

米国食肉輸出連合会は、米国産牛肉、豚肉が、日本の皆様に日頃よりご愛顧いただいておりますことに、心より感謝いたしております。
このたびの大震災による被害の状況に、私ども米国食肉輸出連合会のスタッフをはじめ、関係者一同、大変心を痛めております。
弊会といたしましては、被災された方々の緊急支援として、可能な限りの手を尽くさせて頂きたいと考えております。

弊会の会員である農家、企業、団体では、既に義援金送付などの支援を開始しております。
また、被災された方々への食事の支援などを実施するための体制作りを急遽進めております。

日本の皆さまのご健康を心よりお祈り申し上げますと同時に、早期の復旧、復興を信じ、少しでもお役に立てますよう努力してゆく所存でございます。

米国食肉輸出連合会 会長/CEO フィリップ M セング
市況ニュース
 
生体牛・牛肉市場現況
 

【牛肉、冷凍在庫増は値上がりへの備え】

年初来の牛肉生産量は昨年比で1%多いが、輸出量がそれよりはるかに多く、輸入量は依然としてかなり少ないため、牛肉総供給量では不足が続いている。加工用赤身牛肉の輸入量が少ないことから、エンドユーザーは値上がりを想定して昨年秋から市中在庫を増やし始め、2月末の冷凍牛肉在庫は前年比16%増になった。

【ボックスビーフは値下がりに向かう】

牛肉卸売価格は2月下旬から6週間に渡って桁外れの回復を見せたが、この先は値下がりしそうだ。3月3週に卸売価格が大きく上昇して、パッカーは堅実に牛肉を安値で販売できる十分なマージンを確保している。また4週には南部の市場で生体牛価格が若干下がった。バイヤーの抵抗が強いため、パッカーは値下げせざるを得ないだろう。

【小売店では値上がり続く】

2月中、小売店は牛肉販売価格を抑えていた。1ポンド当たりの平均牛肉価格(米国農務省)は1月が4.26ドル、2月は4.29ドルだった。それでも2月は前年比で9.4%増加した。その上ボックスビーフ価格の値上がりを受けて、小売店は3月に多くの牛肉製品の通常価格を値上げし、4月、5月もさらに値上げが予想される。果たして消費者が度重なる値上げを受け入れるかが鍵になるだろう。卸売価格が値下がりしても、すぐに小売価格には反映されない模様だ。

※2011年3月28日 Cattle Buyers Weekly
業界ニュース
 
韓国の牛肉消費増加に期待
 

昨年度、米国産牛肉の韓国向け輸出は好業績を上げ、輸出額で4番目、輸出量では5番目に大きい市場となった。今年は良質な牛肉の需要がさらに増大することが期待されている。韓国は過去4年間で牛肉消費量が31%伸びたこともあり、需要を満たすために輸入依存度が高まっている。

2006年に一人当たり平均6.8キロだった牛肉消費量は、昨年は8.9キロ、全体で43万4,000トンに達した。背景には、所得増加による多様な食品への需要の高まりがある。総消費量のうち国産は18万9,000トンで残りは輸入だ。着実な需要の伸びで、韓国産牛肉のマーケットシェアは2009年の50.0%から、2010年には43.5%へと縮小した。

また韓国では、先頃の口蹄疫発生の影響で国内生産量が減少している。345万頭の豚、牛、山羊、鹿の処分費用は約26億ドルに上った。入手できる牛肉の減少に加えて、ここ数ヵ月は口蹄疫の広がりを防ぐ検疫措置のため、家畜の国内流通が滞っている。

※2011年3月21日 Cattle Buyers Weekly
 
米パッカー、東日本大震災被災地を救援
 

米国パッカー各社は、地震で壊滅的な被害を受けた日本に対し、義援金や救援物資を送ることを発表、実施している。社員の寄付と同額を会社が上乗せする同額献金、現物商品の寄付、キャンペーン売上金の一部寄付、自社のホームページに災害救援団体のリスト掲載など支援のかたちは様々だ。

※2011年3月28日 Meatingplace.com
ポーク関連ニュース
 
豚総飼養頭数1%増加
 

3月1日現在の豚総飼養頭数は、前年比1%増の6,400万頭となった。繁殖豚頭数は579万頭で、前年比・前期比ともに微増した。一方、出荷頭数は5,820万頭で前年比は1%増、前期比は1%減だった。

2010年12月〜2011年2月期の子豚生産頭数は、前年比1%増の2,800万頭だった。同期間の母豚分娩頭数は前年比1%減の286万頭で、繁殖豚の49%を占めた。また1腹当たりの平均産子数は、昨年の9.61頭から過去最多の9.80頭に増えた。産子数は経営規模で差があり、1〜99頭クラスでは7.50頭、5,000頭以上では9.9頭だった。

※2011年3月28日 MeatPoultry.com
トレンドニュース
 
メニューのカロリー表示で外食行動に変化なし
 

The NPDグループが実施した調査によると、レストランメニューのカロリー表示が義務化されても、消費者の長期的な外食行動に変化はなさそうだ。18才以上の回答者に一般的なハンバーガーレストランで、カロリー表示ありのメニューと、表示なしのメニューで注文してもらったところ、総カロリーはそれぞれ901カロリー対1,021カロリーで、両者の差は小さかった。

調査結果をまとめたアナリストは「外食時にヘルシーメニューを求める人は、カロリーより新鮮さ、無添加、栄養価が高いなど、品質面を重視することが再確認された。カロリー表示で短期的に注文するメニューに変化も予想されるが、そのうち元の外食行動にもどる」と述べている。規制案で米国食品医薬品局(FDA)は、店舗数20店以上のチェーン対象に、2012年上半期までに標準メニューのカロリー表示の徹底を義務づけている。

※2011年3月23日 Meatingplace.com
全米天候/作柄状況
 
各地の干ばつ監視・天気予報
 

季節遅れの吹雪がコーンベルトから中部大西洋岸にかけて進み、米本土の北東部4分の1は広範囲にわたり雨と雪が降るだろう。一方、太平洋側からは3つの暴風が、西部の大半の地域にさらに豪雨と、山岳部には雪をもたらす。3月25日から5日間で、シエラ・ネバダの一部では総降雨量が7インチを超える見込みだ。これら低気圧からの湿った空気が大平原州の中部・北部に到達して、南はオクラホマやテキサス北部にまで恵みの雨をもたらすだろう。3月26、27日の週末、本土南東部全域で適度の雨が降るが、所によっては豪雨となり、低気圧の北端では雪になる可能性もある。活発な天気の動きをよそに、アリゾナ南部からテキサス中部、南部では、雨はほとんど降らないだろう。

気象予報センターによると、3月29日から4月2日にかけて、中部大西洋と北東部を含むデルタ地域から大西洋沿岸では、平年より雨が多く寒くなる。対照的にニューメキシコ、コロラド、ユタ、アリゾナが接するフォー・コーナー地域から、テキサス西部・南部は平年より雨の少ない、概ね暖かい天気になる。また中西部北部全域は平年より雨が少ない天気になる。

※2011年3月25日 Market Perspectives
米国食肉市場ニュース  
牛肉

牛肉市況
(3月21日〜25日)

週間と畜頭数 : 63.2万頭(前年比1.3%増)
肥育牛の取引価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  主要5市場では平均114.25ドル(前週比0.04ドル安)、枝肉価格は平均187.51ドル(同2.73ドル高)。
牛肉価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  歩留まり等級3(YG3)のチョイスは185.91ドル(前週比1.10ドル安)。Y2〜3のセレクトは185.65ドル(同0.22ドル安)。
肥育牛の供給、急減の予想
 

フィードロット外での肉牛供給頭数が減少するなか、2月度のフィードロット導入頭数は前年より8万頭(体重600ポンド以下)多かった。この重量級では7ヵ月連続で前年を上回り、こうした傾向が始まった昨年8月からの累積導入頭数は50万5,000頭に達する。

2月は導入時平均体重が過去最少の状態が続いた。そのため出荷が長期間にわたり、過去2年間と比べて年半ばの出荷頭数が増え、その後下半期は供給量が落ちるとアナリストは述べている。

※2011年3月28日 Cattle Buyers Weekly
豚肉

豚肉市況
(3月21日〜25日)

週間と畜頭数 : 211.6万頭(前年比3.3%減)
100ポンド(約45 kg)当たりのカットアウト価格は、前週比1.16ドル高の93.22ドルだった。豚肉製品ではロイン、ベリー、ハムは値上がりし、バットは値下がりした。
※2011年3月25日 Hog Outlook(Ron Plain)
マーケットデータ
 
先物取引価格(3月25日現在)
 
 
牛肉・牛バラエティミート対日輸出実績
 
 
豚肉・豚バラエティミート対日輸出実績
 
Trader's Be&Po 無料定期購読のお申し込みはこちら
米国食肉輸出連合会:〒107-0052 東京都港区赤坂1-6-19 KY溜池ビル5F Tel.03-3584-3911 Fax.03-3587-0078 URL http://www.americanmeat.jp



http://www.americanmeat.jp