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TRADER'S Be & Po
お知らせ

USMEFは4月23日にロウリーズ・ザ・プライムリブ東京とメディア試食会を共催します。これは同社のアメリカン・ビーフ使用再開を記念したもので、2003年以降多くのお客様が待っていた本場の味が6月1日からレギュラーメニューで復活します。

NEWS CONTENTS
米国食肉市場ニュース 牛肉(牛肉市況 3/29〜4/2)
豚肉(豚肉市況 3/29〜4/2)
市況ニュース 生体牛価格の上昇おさまる
テキサスの出荷頭数は増加
ネブラスカの生体牛価格が最高値
多い北部州の肥育頭数
供給不足の現金取引市場で牛肉価格上昇
米国食肉産業、順調に回復
業界ニュース 米国産牛肉:広告キャンペーン成功で韓国市場が好業績
ポーク関連ニュース 米国産豚肉、対ロシア輸出が正式解禁
トレンドニュース ウォルマート、売り上げの5割は食料雑貨類
全米天候/作柄状況 各地の干ばつ監視・天気予報
マーケットデータ 先物取引価格(3月26日現在)
米国食肉市場ニュース  
牛肉

牛肉市況
(3月29日〜4月2日)

週間と畜頭数 : 63.7万頭(前年比4.6%増)。
肥育牛の取引価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  主要5市場では平均96.24ドル(前週比0.22ドル高)、枝肉価格は平均155.77ドル(同3.64ドル高)。
牛肉価格(100ポンド[約45kg]当たり):
  歩留まり等級3(YG3)のチョイスは162.81ドル(前週比0.19ドル安)。Y2〜3のセレクトは161.34ドル(同0.42ドル高)。
豚肉

豚肉市況
(3月29日〜4月2日)

週間と畜頭数 : 217.9万頭(前年比0.7%増)。
肉豚の現金取引価格 : 3週間続いた下落が止まり、前週より大きく値上がりした。
 
100ポンド(約45kg)当たりのカットアウト価格:
  4月1日のカットアウト価格は74.14ドル(前週比1.86ドル高)で、ハム、ロイン、ポークベリーはいずれも前週より値上がりした。
※2010年4月2日 Hog Outlook(Glenn Grimes & Ron Plain)
市況ニュース
 
生体牛価格の上昇おさまる
 

生体牛価格は例年より早く、3月に大きく回復した。肥育業者はその波に乗ろうとし、3月4週は早くも月曜から活発な取引があったが、カンザスは前週の金曜と変わらず、火曜にはテキサスが若干安値になり、サザン・プレーンズ(オクラホマ南部〜テキサス北部)も安値に動いた。

肥育業者は、フィードロットの牛の入れ替えを優先するため、出荷を抑えて市場の値上がりを待つことをせずに、前週の末売分を売りに出た。4月は出荷可能牛の供給が増えるので、その前に現在の在庫を売ったほうが現金取引価格にプラス効果がある。しかし、現金取引価格の回復はバーベキューシーズンの牛肉発注量と処理頭数の増減に左右されるため、アナリストの回復予測は慎重だ。

※2010年3月29日 Cattle Buyers Weekly
 
テキサスの出荷頭数は増加
 

4月はテキサスで出荷頭数が大きく増加し、カンザスでも多少増えることから、サザン・プレーンズの肥育業者は3月中に売ることに必死だ。3月29日月曜早朝の現金取引で、生体牛先物相場は大きく値下がりした。4月契約分は322ポイント、6月分も300ポイント下落した。

※2010年3月29日 Cattle Buyers Weekly
 
ネブラスカの生体牛価格が最高値
 

出荷可能牛の頭数不足、ボックスビーフ価格の高値継続、この時期としては高いパッカーマージンなどが重なり、ネブラスカの週間平均生体牛価格は2〜3ドル高の96.80ドルと、久々に最高値を記録した。牛肉では3〜4ドル高の155.75ドルだった。

※2010年4月5日 Cattle Buyers Weekly
 
多い北部州の肥育頭数
 

南部州より北部州の方が肥育頭数が多い傾向は、最新(3月1日付)のCattle on Feedレポートでも明らかだ。前年比でネブラスカは1%増、アイオワは15%増、サウス・ダコタは7%増に対し、テキサスは6%減、カンザスは3%減、コロラドは10%減だった。導入頭数もこれに呼応して、ネブラスカ(18%)、アイオワ(11%)、サウス・ダコタ(21%)といずれも2月比で増加しているが、テキサス(-15%)、カンザス(-4%)、コロラド(-16%)は減少している。

理由の一つは、北部はDDGS(バイオエタノール生産の副産物)が入手可能なことだ。ただしテキサスは、飼育場の物理的環境の悪さや飼料の問題で、導入頭数が激減している。

※2010年3月29日 Cattle Buyers Weekly
 
供給不足の現金取引市場で牛肉価格上昇
 

生産量の制限や現金取引市場の供給不足のため、パッカーは牛肉価格を前週より大幅に引き上げた。3月4週にチョイスのカットアウトは前週から7.91ドル高の162.78ドルに達した。しかし、取引量は5日間のカット生産量が619コンテナと極めて少なかった。パッカーは大量のビーフを安値で先売りしたが、それもスポット価格の高値につながった。

※2010年3月29日 Cattle Buyers Weekly
 
米国食肉産業、順調に回復
 

3月4週、牛肉市場は処理頭数が8万頭と非常に少なく、去勢雄牛価格は上昇してパッカーマージンも1頭当たり53ドルと報告された。翌週(復活祭の週)も高値が続き、フレッシュボンレスビーフ、フローズン輸入プレミアムビーフ、カットアウトも値上がりした。こうした上昇傾向は小売価格にはまだ反映されていないが、4月1週の子牛先物相場は4セント値上がりし、トウモロコシ・大豆先物相場は1ブッシェル当たり20セント値下がりした。

同時期、豚肉現金取引市場は日間処理頭数が43万頭と多く価格は不安定だったが、輸出は堅調で、先物相場も3月に中国・ロシア向け輸出が解禁した影響で1ポンド当たり2セント値上がりした。

※2010年4月2日 Meat International
業界ニュース
 
米国産牛肉:広告キャンペーン成功で韓国市場が好業績
 

韓国の聯合ニュースは、「韓国の1〜2月度の米国産牛肉輸入量が前年比で57.2%、輸入額は25%急増し、米国産牛肉製品の安全性への懸念が弱まったことを示唆している」と報じた。

米国食肉輸出連合会(USMEF)によると、昨年12月に開始した各種メディアを使った広告キャンペーンが、消費者や小売業界で好評を呼び、米国産牛肉製品のイメージと売り上げアップにつながった。

昨年度、韓国での米国産牛肉の購入率は1〜8月は3%だったが、徐々に増加して11月は9.3%に達し、景気回復の後押しもあり12月は19.8%、今年1月は20.6%になった。2009年12月と2010年2月の期間では、ほぼ58%に購入経験があり、そのうち5人に1人はコマーシャルを見て購入した。

今年1〜2月の牛肉輸入量全体は前年比で13%伸びた。そのうち米国からの輸入が50%増加したのに対し、オーストラリアからは3%増にとどまった。

USMEFでは、米国産牛肉の基本的な安全・信頼のメッセージは浸透したので、今後は生活シーンに合わせたビーフの活用や製品特性を積極的に訴求していく方針だ。

※2010年3月29日 Meatingplace.com & 2010年4月1日 MeatPoultry.com
ポーク関連ニュース
 
米国産豚肉、対ロシア輸出が正式解禁
 

米国農務省・食品安全検査局(FSIS)は3月25日、ロシア向け豚肉輸出の9割を占める13社の米国豚肉業者のうち、最後となるファームランド・フーズ社に、ロシア連邦動植物衛生監督庁、FSIS双方から同日以降生産の豚肉製品を輸出する許可が下りたと発表した。これによりロシアへの輸出が全面的に再開となった。

※2010年3月30日 Meatingplace.com
トレンドニュース
 
ウォルマート、売り上げの5割は食料雑貨類
 

同社が証券取引委員会に提出した報告書によると、2010年1月31日までの事業年度で、食料雑貨類*1は米国内売上高の51%(前期49%)に達し、同社の6商品部門の中で最大の比率を占めた。

*1食肉、農産物から家庭用化学製品、ペット用品などあらゆる雑貨を含む

しかし食品マーケティング協会(FMI)と米国食肉協会(AMI)が共同で実施した最新の調査「Power of Meat」では、ディスカウント・スーパーセンターが食料・雑貨部門の割り込みを進めてるが、肉の購入場所を「スーパーセンター」としたのはわずか19%、大半(68%)の消費者は相変わらず「主に食品スーパー」という結果が出ている。ウォルマートは「食料・雑貨は顧客誘引力が高いので、引き続き重点的に取り組む」と述べている。

※2010年4月2日 Meatingplace.com
全米天候/作柄状況
 
各地の干ばつ監視・天気予報
 

3月29日にかけて、一部地域は2度の暴風雨に見舞われそうだ。ひとつは寒冷前線を伴う暴風雨で、3月25日にミシシッピ州中央部とオハイオ渓谷下部を横断して、26日には中部大西洋岸に達する。もう一方は3月25日に太平洋岸北西部に到達し、その後3月27日までにはサザン・プレーンズで勢力を取り戻した後、28〜29日に中部大西洋岸南部の州を横断する。これら2つの暴風雨を合わせると、フロリダでは2〜4インチ、セントラル・プレーンズの境界沿い、及び南部から中部大西洋岸州にかけた地域全体で1〜3インチの降雨となる。

3月30日から4月3日にかけて、ロッキー山脈の西側と大西洋岸南部の気温は平年を下回るが、大平原諸州、中西部、中南部、五大湖、中部大西洋岸州の各地は平年より暖かくなる。一方、ミシシッピ川からアパラチア山脈にかけては乾燥した天気になるが、そのほかの地域は平年並みか平年以上の降雨がある。太平洋岸北西部は湿った天気になる可能性が最も高い。

※2010年3月26日 Market Perspectives
マーケットデータ
 
先物取引価格(3月26日現在)
 
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