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Volume 060 Sep 4, 2006
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「Be&Po」とは、Beef(牛肉)とPork(豚肉)を合わせた言葉で、アメリカン・ミートがもたらす豊かな食の世界を表現しています。
BSE関連ニュース
日本政府、35番目の米牛肉処理施設認可
 

輸入再開前の事前査察で、管理体制の再整備のために認可が遅れていた35番目の処理施設が、再検査に合格し、輸出施設として認可された。また、既に輸出が認可されていた別の施設も、米国農務省(USDA)の検査官の常駐を条件に、あらためて認可された。
※2006年8月16日 Meatingplace.com

米国食肉市場ニュース
牛肉市況(8月14日〜18日)
週間と畜頭数 : 68.9万頭(前年比4.1%増)。
肥育牛の取引価格 (100ポンド[約45kg]当たり) :主要5市場では平均85.30ドル(前週比0.17ドル安)。枝肉価格は平均135.55ドル(同0.40ドル高)。
牛肉価格 :歩留まり等級3(YG3)のチョイスは149.84ドル(前週比1.12ドル高)。YG2〜3のセレクトは139.65ドル(同1.92ドル高)。

導入頭数増加で、フィードロット内頭数過去最高の可能性
 

7月の導入頭数は、昨年同月が少なかったこともあり、前年比で17%増加した。例年7月には30万頭程減少するが、今年のフィードロット内頭数は、1996年の統計開始以来、2番目に多い数字となった。干ばつの影響で肥育牛は早めにフィードロットに送られたが、高い需要により、肉牛価格は過去最高レベルを維持した。意外だったのは重量牛の数の多さで、6月は700ポンド以下が700ポンド以上を上回ったが、7月は重量牛の需要が高く、900ポンド級は100ポンド当たり122ドルで売れた。120日以上フィードロットに留まる牛が多く、繰り越し頭数は過去最高に達した。
※2006年8月14日 Cattle Buyers Weekly & 2006年8月18日 Cattle on Feed(米国農務省)

〜豚肉〜豚肉市況(6月6日〜10日)
豚肉市況(8月14日〜18日)
週間と畜頭数 :196.5万頭(前年比0.5%減)。
肉豚の現金取引価格 : 前週比で1.00ドル安〜1.00ドル高で推移。
 
市況ニュース
市場を動かすのは、需要ではなく先物取引
 

出荷可能牛は、この先1〜2ヵ月は十分な頭数があるようだ。先物価格が上昇しているため、肥育業者は価格が上昇するまで肉牛の出荷を控えている。8月の先物取引契約は100ポンド当たり88.47ドルで、まだ2〜3ドルのプレミアムがある。10月分は商品ファンドの積極な買い付けがあり、終値は92.37ドルだった。今後、年末までのファンドの動きが、先物取引と市場の基本原理の関係をさらにゆがめる可能性がある。先物市場が堅調にもかかわらず、牛肉需要は前年より減少している。今年上期のチョイスの需要は前年比4.4%減少し、7月にはチキンが上期より値上がりした分、多少上向いた。しかし需要が低調で、チョイスカットアウト150ドル、生体牛85ドルの価格維持は難しい。
※2006年8月14日 Cattle Buyers Weekly

干ばつで干上がる牧草地
 

米国中部で干ばつと熱波が続き、特に牧草地の乾燥が進むグレート・プレーンズ(カンザス、コロラド、ニューメキシコ、テキサス)や南東部の州では、3分の2の牧草地が「悪い」「非常に悪い」と格付けされ(昨年は18%)、問題が深刻化している。まぐさや干し草の価格が過去最高に値上がりし、若い牛は通常より早めにフィードロットに送られ、生産者はここ数年には見られないペースで肉牛の処理を急いでいる。
 肉牛業者団体は、国に税金の軽減やその他の緊急措置を要請している。多数の農業州出身議員達も、上院や財務長官に対し、農業災害援助の早急な審議・可決や、前回2002年の干ばつ被害に対する税金免除の延長を求めている。テキサス州だけでも、干ばつによる損失はこれまで41億ドル、うち畜産関連は16億ドルで、1998年の干ばつより大きな被害が出ている。グレート・プレーンズのほとんどの州で、干ばつ対策室を立ち上げ、USDAに災害地域指定を要請した。
※2006年8月21日 Cattle Buyers Weekly

牛肉卸売り市場頭打ち
 

牛肉卸売り市場は頭打ちとなり、8月最終週前後に急落の恐れもある。パッカーは供給量を制限して、現金取引市場のボックスビーフ価格の維持につとめたが、8月2週の多量の処理頭数に比べ取り引きが少なかったため、3週中頃に下落が始まった。8月4週の在庫は十分にあるが、9月初旬の祝日連休向けの買い付けはほぼ済んでいるので、小売業のバイヤーは販促や連休前ぎりぎりの安値を待つ模様だ。一方、生体牛の現金取引は殆ど動きがなく、カットアウトと、Cattle on Feedレポートの状況が、今後の動向を左右すると思われる。
※2006年8月21日 Cattle Buyers Weekly

業界ニュース
NBP、好調な第2四半期
 

ナショナル・ビーフパッキング(NPB)は、3〜5月の第3四半期の純利益が2,540万ドル(前年比7.1%増)、営業利益は3,260万ドル(前年比10.9%増)に達し、年初からの損失を帳消しにした。第4四半期はさらに利益を上げる見込みで、2006年度は4年連続の黒字が予想される。好調の背景には生産者の株式保有と高い営業効率がある。筆頭株主のUSプレミアムビーフが、確かな品質の肉牛を安定供給しており(2005年度は全体の19%)、NBPのカンザスの2工場は業界トップクラスの規模と効率の高さで知られている。
※2006年8月14日 Cattle Buyers Weekly

カーギル、過去最高の利益
 

同社は業績好調が続き、世界最大の食品・アグリビジネス企業としての力を明示している。2006年5月期の決算で、総収益は752億ドル(前年比6%増)、純利益は過去最高の17億3,000万ドル(同13%増)、営業活動からのキャッシュフローは33億ドル(同4%増)を記録した。これで5年連続の増収増益となる。ステーリーCEOは、「好業績は、戦略、多角経営、グローバル展開が効果的に連動した成果」と述べている。
※2006年8月21日 Cattle Buyers Weekly

USMEF、「牛肉大好きフェア2006」−『牛肉はもともと安全だ』に協賛

米国食肉輸出連合会(USMEF)は、2006年9月10日(日)に新宿で開催される「牛肉大好きフェア」に協賛します。会場では、牛肉の安全性やBSEについての正しい知識を消費者の皆様に知っていただくためのイベントや試食会を実施します。


イベント概要
■開催日時・場所: 2006年9月10日(日)11時〜15時 新宿ステーションスクエア(JR新宿駅東口・アルタ前)
■内容: 安全アピールと焼肉試食会(和牛・国産牛肉・アメリカ産牛肉・オーストラリア産牛肉の4種の食べ比べ
■主催: 東京都食肉消費対策協議会
■共催: 東京都食肉事業協同組合(都内1500店の食肉専門店の団体)
■協賛: 米国食肉輸出連合会(USMEF)、豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)


USMEF、「アメリカン・ビーフ We Care.バーベキュー」 を開催

USMEFは、7月末より輸入が再開された米国産の牛肉、「アメリカン・ビーフ」をいち早く一般の皆さんに召し上がっていただく機会として、9月9日・23日に横浜、東京の海辺の公園にてバーベキューイベントを開催します。


アメリカン・ビーフ We Care. バーベキュー概要
■開催日時・場所: 2006年9月9日(土)11時〜13時 横浜・海の公園(横浜市・金沢区)
2006年9月23日(土)16時〜18時 お台場・潮風公園(品川区・東八瀬)
■参加費: 無料
■募集人数: 30名(1会場につき)
■主催: 米国食肉輸出連合会
■プログラム(予定): 講師によるメニュー/調理説明(アメリカン・ビーフを素材にしたバーベキュー、ステーキ等)
 
米国食肉輸出連合会:〒107-0052 東京都港区赤坂1-6-19 KY溜池ビル5F Tel.03-3584-3911 Fax.03-3587-0078 URL http://www.americanmeat.jp