入門編からステップアップ!
食材を切ったり焼いたり簡単レシピにチャレンジ!
調理器具も大切!
前回の LESSON 04 より「初級編」へとステップアップしましたが、フライパンで野菜や肉などの材料を炒めたり、焼いたりするという作業もだいぶ慣れてきたころでしょうか。
フライパンはこれからお料理を続けていくにあたって、長くお付き合いしていく調理器具の一つです。いろんな材質で出来ているものがあり、鉄、ステンレス、アルミなどそれぞれ使い方が違ってきます。
アルミ製で表面に焦げないようなコーティング加工が施してあるものが初心者の方には使いやすいと思います。しかし、この表面に加工がしてあるフライパンは、使い方によってはすぐに買い換えないといけないくらいダメにしてしまったりすることもあるので注意が必要です。食材が焦げ付いたりくっついてボロボロになってしまったりするようになると、ストレスも溜まりますし、お料理へのモチベーションも下がってしまいます。
表面に加工がしてあるこのタイプのフライパンは、たいていは強火ではなく、中火から弱火で使うことが推奨されています。空焚きは厳禁!金属製のへらなどの調理器具も、フライパンの表面に傷がつくので使えません。洗うときは食器用の洗剤を使い、柔らかいスポンジでこすらないように優しく洗うこと、決してたわしなどでごしごししてはいけません。
フライパンの中に食材を入れっぱなしにしておくことも避け(これも表面の加工を長持ちさせるために大事なこと)、料理が出来上がったらお皿などに移し、フライパンについた汚れなどをそのまま放置しないようにします。
まだ使い始めのフライパンは油を敷かなくても素材を焼いたり炒めたりできそうなのですが、フライパンをなるべく傷めなさせないためには、毎回ちゃんと少量の油を引くのも長持ちさせるポイント。
今回は油の代わりにマヨネーズを使い、この油分で肉を炒めていくのですが、マヨネーズの焼ける香ばしい香りがアメリカンポークのあっさりした味わいにマッチしてとっても美味しくなりますし、マヨネーズの効果で肉がより柔らかく仕上がります。ここに味付けは、今回も焼き肉のたれ!
焼き肉のたれ×マヨネーズの相性の良さを是非実感してみてくださいね!アメリカンポークの柔らかでうまみたっぷりの照り焼きは、ごはんがもりもり進んじゃいますよ!
焼き肉のたれで
こくマヨ照り焼き丼

材料(1人前)
- アメリカンポーク(豚肉)ロース(薄切り)5枚(140g)
- マヨネーズ大さじ1
- 焼き肉のたれ(市販)大さじ1
- 千切りキャベツ1/3袋
- ごはん1人分
- 白ごまあれば
作り方
ちょこっとアドバイス
肉は冷蔵庫から出したては特に冷たくて、パックの中で肉同士がくっついていたり折りたたまれていたりして、意外とお箸では広げにくいものです。面倒でも手で1枚ずつ広げながら丁寧にフライパンに並べること。これだけで見た目も美味しさも変わってきます。
- ポークは、しゃぶしゃぶ用、薄切り、切り落とし、こまぎれ、生姜焼き用、トンカツやソテー用、など用途によっていろんなカットで売られています。しゃぶしゃぶ用が一番薄く、トンカツやソテー用が厚切りと言われる肉で1センチ~1.5センチくらいの厚みがあります。今回のレシピは薄切りや切り落とし、こま切れ、生姜焼き用の肉などが向きますので、お好みの厚さのアメリカンポークを選んでみてください。部位はロースだけでなく、ももやバラでもOKですよ。
たれを入れるタイミングでフライパンの温度が高くなりすぎていたら、少し火を弱めてからタレを入れます。たれはなじませる程度で決して煮詰めすぎないように、汁気が残っているくらいの状態で仕上げます。そのほうがキャベツにもタレが染みて美味しい!
- 冷凍の肉を解凍せずにそのまま焼くと、美味しさが半減してしまいます。使う前の日の夜に冷凍庫から冷蔵庫に移して自然解凍しておくか、もし忘れてしまった場合は、電子レンジの解凍モードを使って必ず解凍させてからスタートしましょう。
- 千切りキャベツの残りは、袋を閉じて冷蔵庫に入れておき、翌日の朝にツナ缶とマヨを混ぜてトーストに乗せて食べたり、味噌汁やスープに入れたりしても良いでしょう。

トマトで和えるだけ!おまけの副菜
トマトを食べやすい大きさに切って、市販のキムチとごま油を混ぜ、クリームチーズをちぎって散らすだけ。トマトの代わりにきゅうりやレタス、お豆腐でもできます。