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アメリカン・ミートの導入事例/ Introduction Case

アメリカン・ミートの導入事例

このコーナーは、業界の最前線で奮闘されている皆さまに日頃のアメリカン・ミート販売の工夫やノウハウなどを伺い、読者の皆さまにビジネスのヒントをご提供するほか、業界を盛り上げていくためのネットワークづくりをめざしています。

業界最前線 Vol.7  [読者インタビュー] 住商フーズ株式会社(ポーク編)

アメリカン・ポークのプレミアムブランドを確立し、食品市場全体の活性化を図る。

食品供給に関して最も重要視されていることは何でしょうか。

大切なのは、お客様の目線で考えるということです。まず『安全』に関して言えば、当社では1993年に米国パッカーの協力を得て、まだ「トレーサビリティ」という概念が浸透していない頃から、トレースバックできるようにしています。そうでなければ、我々も自信を持ってお客様にお勧めできないからです。このように、農場から輸入販売までのルートを垂直統合しているところが、当社の強みだと思っています。

次は『味』です。当初から味には非常なこだわりを持って、米国のパッカーと協力しながら、日本人に好まれる商品作りを追求し続けてきました。20年以上にわたる消費者ニーズの徹底分析と研究の成果でもあります。

住商フーズ株式会社 執行役員 食材販売グループ サブグループ長兼食肉原料部長 光富修二さん

住商フーズ株式会社 執行役員 食材販売グループ サブグループ長兼食肉原料部長 光富修二さん

そうした開発の成果が表れている商品はありますか。
四元豚(よんげんとん)シルキーポーク

ちょうど1年前に、『四元豚(よんげんとん)シルキーポーク(以下シルキーポーク)』を市場に出しました。今まで三元豚というのはありましたが、この四元豚は4つの畜種をかけあわせたものです。味覚センサーによる解析でも「肉の甘み」の数値がずばぬけていますし、食べて頂ければすぐに「肉色の良さ」と「やわらかさ」といった違いもお分かりになると思います。ジューシーで臭みがなく、脂が乗っているのにあっさりとしていて、まさに日本人好みの肉質です。

畜種の掛け合わせについては、チェスター・ホワイト種がベースになっていますが、肝心なのは飼料です。この飼料の配合が非常に大切なのですが、かなり繊細な飼育が必要になりますので、今までのアメリカン・ポークに比べると、その分コストがかかります。しかし、実はそれこそが『シルキーポーク』の特長でもあるのです。

具体的にはどのようなことでしょうか。

それは、「アメリカン・ポークの新たなプレミアムブランドを作る」ということです。今までのアメリカン・ポークは、スーパーの特売品などといった使われ方が多く、ディスカウントの対象商品でした。しかし、これでは売り場も忙しいだけで利益が少なく、お客様にも品質面で喜んで頂けるものにはなりません。

国産黒豚などのブランドポークは確かに美味しいのですが、毎日の食卓に乗せるには高価です。ですから、価格的に国産ポークと輸入ポークの中間に立ち、味や安全性では国産ブランドポーク以上のものを作ることが、売る側にも買う側にもメリットとなるのです。『シルキーポーク』は当社が契約している指定農場で生産しておりますので、安定供給が可能です。

おかげさまで『シルキーポーク』は多く企業に認めて頂き、店舗で取り扱って頂けるようになりました。その際、「決してディスカウント用の商品にはしないで下さい。一緒にブランドを作っていきましょう」とお願いしています。お客様にも、『シルキーポーク』と指名してお買い求め頂けるようになりました。

こうした量販店・外食のパートナー企業のご協力によって、『シルキーポーク』はプレミアムブランドとなり、市場全体を活性化させるだけの魅力を備えた商品になると考えています。

今後の展開についてお考えのことがあればお聞かせください。

シルキーポークについては、導入当初から徹底し実施してきた、売場での試食販売を始めとした認知促進活動を続けていきたいと考えています。食べれば分かって頂ける味、知れば分かって頂ける安全性を、今後も消費者の皆様に直接訴求していきたいと考えています。また、和風・洋風・中華と使用料理の種類を問わず、日本人の味覚に適した商品ですので、さまざまな業界の方々に『シルキーポーク』の魅力を知って頂き、商品化して頂きたいですね。例えば『シルキーポーク』のヒレカツは、お年寄りにも食べやすい柔らかさですから、差別化やメニューラインアップ充実の強い味方になってくれると思います。

住商フーズ株式会社
所在地:
東京都中央区晴海一丁目8番12号
晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーZ 16階
設 立:
1989年1月25日
事業内容:
食品、食肉、飲料等の輸出入ならびに販売