

全米には約6,400の食肉加工工場がありますが、工場で安全性を検査するアメリカ政府※1の検査官は、約8,000人。つまりひとつの工場には一人以上の検査官が見張りについて、食用になる家畜が病気を持っていないかどうかや、工場の衛生状態を監視・指導しています。
※1 … 農務省食品安全検査局(FSIS)

アメリカ政府※2の獣医官は、食肉加工工場に運ばれてきたすべての家畜を、1頭ずつ生体検査します。この時点で健康な家畜だけが工場への搬入を許可されます。さらに、解体後もアメリカ政府※3の衛生検査官が1頭ごとにすべての枝肉と内臓を検査。ここで検査に合格しなかった食肉は検査官立ち合いのもとで廃棄されます。
※2 … 農務省動植物衛生検査局(APHIS)
※3 … 農務省食品安全検査局(FSIS)

安全性確保のためにはまず、生産者に対して化学物質の使い方を周知徹底し、厳重に管理させるということが重要ですが、工場からの出荷にあたっても、農薬や医薬品が違法に残留した食肉を流通させないために、検査が厳しく行われます。このように、工場での安全管理はFarm to Tableの工程の“生産者”との連携があってこそ、より厳密な管理体制が確立するのです。

食中毒の発生を予防するためには、どれだけ菌がつかないか、どうやったら増えないかを徹底させる必要があります。これを高度にシステム化したのがHACCP(ハサップ=危害分析・重要管理点)方式で、その導入により、すべての工場でHACCPはもとより、“病原菌低減化プログラム”が義務化されています。